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月刊ニューメディア 2020年7月号・8月号掲載
特集
ケーブル技術ショー2020(前編・後編)
「インフラ投資戦略」編・「Withコロナ戦略」編

月刊ニューメディア 2020年7月号掲載
特集 ケーブル技術ショー2020 「インフラ投資戦略」編

出雲ケーブルビジョン

NTT西日本と地域ICT共創で
「コミチャン+コラボ光」

 1992年より島根県出雲市でケーブルテレビ放送を提供する出雲ケーブルビジョン株式会社(以下、出雲ケーブル)は、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)が2015年から提供する光コラボレーションモデルを活用した協業へ2019年9月から動き出した。この協業で、テレビ・電話・インターネットを約4万4,000世帯にワンストップでサービスを提供できたという。(構成:吉井 勇・本誌編集部)


大胆な決断から始まった

 出雲ケーブル 専務取締役の安里隆司氏は、NTT西日本との地域ICT共創プロジェクトに踏み切るに至った考えを次のように話す。

 「以前の悩みは、加入者は増えている一方でネットの解約が多くなっていることだった。『テレビはケーブルさんで見るけれど、ネットは通信速度の速いNTTで』という理由に対し、加入者のニーズにどう応えるか。もちろん、自社全エリアを光ファイバー化するFTTH計画を作っていたが、なかなか前に進めずにいた。そこで、NTT西日本さんのコラボ光を利用できないかと発想した」

 また、人口が減る小さな地域で、パイを奪い合うのは不毛であり、もっとやるべきことがほかにあるはずだと言う。「地元にメリットがあるなら、競合であろうと連携すべき」という強い考えを示す。

 一方のNTT西日本は、地域課題を解決するためにICTの活用を考え、住民と深く向き合っている他の事業者とのコラボレーションによるサービス協業へと経営方針を大きく転換していた。こうしたNTT西日本の経営方針を聞いた安里氏は、「ハード面でのサービスで競い合うのではなく、住民の生活上の困り事を気軽に相談してもらえる、そういう存在になるために共創を大事にしたい」というように考えを深めていったのである。

 

3大メリットで顧客満足度アップ

 全国のケーブルテレビの多くが、既存の同軸設備の老朽化などの経営課題を持っている。出雲ケーブルも同じ悩みがあり、そこからも光コラボレーションモデルの新提案に注目したという。「コラボ光にケーブルテレビ事業者のテレビサービスを重畳し、光ケーブル1本で、コミチャン、地デジやBS、多チャンネルと高速ネットを提供する」というものだ。

 安里氏は、「出雲ケーブルエリアの同軸ケーブルHFCからの光化や、NTT西日本の既光提供エリアの再整備と出雲ケーブル加入者の対応など、どう負担し合うかを侃々諤々、率直に話し合った」と振り返る。そこで得た方針は、出雲市全域ではなく、自社のFTTH化とNTT西日本のフレッツ光をすでに提供しているエリアからの展開である。NTT西日本とコラボ光契約のほか、TV信号を流す「第一種映像通信網サービス」の契約を行い、NTT西日本とのコラボ光回線にTVサービスを提供ができるように拡大した。

 その結果、「自社で全域FTTH化に取り組むと3年も4年もお待たせしてしまうが、NTTコラボ光で通信サービスの高度化を早期に提供できること。また、これまでは8.1M、30M、160Mの3種だった通信サービスが、自社光サービスの160M、2Gに加えコラボ光の1Gメニューというスピードメニューを用意でき、加入者の『もっと速い通信サービスを』に応えられたこと。また、サポートもNTT西日本の協力で安心してもらえること」と安里氏は、導入のスピード、エリアの拡大、サービスの充実という3つのメリットを挙げている。

 出雲ではNTT西日本と連携し、新しい地域ICT共創が動き出した。

 


出雲ケーブルビジョン


図 NTT西日本と出雲ケーブルのコラボレーション

 



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